院長コラム

2025.03.31

帯状疱疹ワクチンの定期接種について

帯状疱疹は80歳までに3人に1人が罹患する疾患です。痛みを伴う湿疹・水疱が特徴ですが、皮膚症状が治癒しても神経痛が残ることもあり、日常生活に支障をきたすこともあります。原因は子供の頃にかかった水痘(水ぼうそう)の原因である帯状疱疹ウイルスが、免疫の低下をきっかけに再活性化することです。発症した際には抗ウイルス薬で治療しますが、予防ワクチンもあります。今までは希望される方にのみ全額自費で予防接種が行われていましたが、2025年度から帯状疱疹ワクチンの予防接種が定期接種の対象になりました。
今年度に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方が対象で、2025年度だけは100歳以上の方全てが対象です。その方には自治体からハガキが届きます。
ワクチンは2種類あり、生ワクチンは皮下に1回接種、組換えワクチン(不活化ワクチン)は筋肉内に2回接種(間隔は2-6ヶ月)します。どちらでも選べますが、主治医に相談するのが良いと思います。

◯自己負担金

生ワクチン 4,860
組換え(不活化)ワクチン 1回につき18,060

◯持参するもの
 自治体から届いたハガキ
 保険証(マイナンバーカード)
 自己負担金

◯当院で接種可能ですが、必ず予約をお願いします。
※白岡市以外の方も当院で接種できますが、ご希望の方は窓口か、お住まいの自治体に確認してください。