院長コラム

2020.09.23

2020年インフルエンザ予防接種

今年は新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスのダブル流行が懸念されるため、インフルエンザワクチンの需要が高まる可能性があると言われています。それを踏まえて、厚労省から季節性インフルエンザワクチンの接種時期に関して下記のような協力のお願いが通知されています。

○ 原則として、
①予防接種法に基づく定期接種対象者(65 歳以上の方等)の方々でインフルエンザワクチンの接種を希望される方は10 月1日(木)から(※)接種を行い、それ以外の方は、10 月26 日(月)まで接種をお待ちいただくようお願いします。
(※)自治体によってはワクチンの接種開始時期が異なり得ますので、ご注意ください。

○ 10 月26 日(月)以降は、
特に、②医療従事者、65 歳未満の基礎疾患を有する方、妊婦、乳幼児(生後6 ヶ月以上)~小学校低学年(2年生)の方々で、インフルエンザワクチンの接種を希望される方に対して、接種が可能となります。

○ なお、これら以外の方々についても、10 月26 日(月)以降は接種をお待ちいただく必要はありません。

当院でも、この通知に準じて予防接種を行う予定です。ご希望の方は9月24日から予約を受け付けますのでお電話ください。なお、昨年までは当院では希望の方には2回接種も行っておりましたが、今年はワクチンの不足も予想され、必要な方にワクチンが届かなくなる心配もあるため、原則として2回接種は行いません。ご了承ください。

  65 歳以上の方 10月1日(木)〜  自己負担分は各自治体による(白岡の方は1500円)
  13〜64歳の方 10月26日(月)〜  3500円(自費)

また、あまり知られていませんが、10月1日から予防接種の間隔についても変更があります。今まではワクチンの種類によって接種の間隔が決められていました。異なる生ワクチンと生ワクチンの接種間隔は今まで通り4週間以上ですが、それ以外では縛りがなくなりました。例えば、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンを接種するときは1週間以上間隔を開けて接種する必要がありましたが、今後は間隔を開ける必要がなくなります。幼児の予防接種のスケジュールの設定には影響があると思われますが、成人にはあまり関係がないかもしれません。